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Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド
リリース6.0
B25770-02
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オーバーフローと切り捨て

処理の内容によっては、データがオーバーフローするかまたは切り捨てられる場合があります。オーバーフローはエラーになります。切り捨ての場合、重要ではないデータが失われます。

INSERTまたはUPDATE文を使用して、正確な値をデータ・ストアに保存する際、目的の列のスケールがその値より小さい場合にかぎり、切捨てが行われます。このような切捨てが行われた場合、警告が戻されます。オーバーフローのため値が納まらない場合は、エラーとなり値は挿入されません。たとえば、値1.234をDECIMAL(5,2)の列に挿入しようとしたり、列を値1.234で更新しようとすると、警告が戻されます。また、実際にその列に値1234を挿入するとエラーが発生します。

計算時、あるいはデータ・ストアに値を挿入したりデータ・ストアの値を更新する際、近似値が切り捨てられます。値の挿入または更新時に警告が戻されます。近似値がオーバーフローした場合、エラーが戻されます。

次のような場合に、オーバーフローが発生します。